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国は保証しない
地元九州の玄海原発。国がしっかり保証してくれるなら・・・再稼動を
考えます。地元町長、市長は、そこを繰り返していました。(そんな切り取りを
マスコミが意図して編集したかもしれないが)
そんな他力本願、やめたほうがいい。そんなおんぶにだっこを期待するから
今のような状況を生み出しているんでしょう?責任の擦り付け合いじゃあないですか。
また、癒着の温床にもなる。それが今回の、東電、政府、官僚でしょう?
国に頼る生き方は、個人も自治体も極力さけるべきかと。
何もしてくれない、自分のことは自分で守る。そのほうが、実際に
そうなっても、ああやっぱりそうか、と心の余裕もでるでしょうし。
だから、逆に言うとすごく厳しい時代になっていると認識して
生きていくしかありません。
株主総会が終わって
6月のこの時期は、上場企業の総会時期。
私も、7-8年ほど役員として出席してきますが、
毎年関係なく、やはり緊張します。
企業の大小はあると思いますが、当たり前のお話ですが
個人投資家の方々が、はっきりと意見、質問を
どんどん行うことが、ようやく普通になってきたのではないか、と
思います。
その昔、シャンシャン総会、という言葉もありましたし、総会屋と
呼ばれていた方々が牛耳っていた時代も考えると、ずいぶんと
様相が変化したのではないか、と思います。
さて、その総会、他を知りませんが、例えばゲームメーカーは
土日に開催して、親子で総会後に楽しんでもらう、とか
外食企業は、自慢のメニューを総会後に堪能してもらうイベントなど、
その昔は総会後のエンターテイメントを楽しむ企画がありましたが、さすがに
今は、そのようなお話は聞かなくなりました。
(震災の影響もあるでしょうが、もっと根本的に、業績に厳しさが
増していることの方が大きいと思われます。)
当然といえば当然。総会後よりも、総会そのものに、
これからも、お互いが真摯に向き合い、実りある
総会であるべきかと思います。
AKB48というビジネスモデルを見つめ直す
AKB48の人気は、今や社会現象であります。
この「アキバアイドル」をどんどん海外へ輸出しているビジネス、は
これまでのアニメ、マンがといったコンテンツがすでに海外で
浸透しているけれども、これをアイドルに応用したともいえるこのモデル
非常に興味深いです。
こういうのを、フォーマット販売、と言うそうです。
つまり、コンテンツのスタイルやコンセプトを含めたその形式や表現方法、
プロモーションの戦略などを、ひとつのフォーマットとしてまとめたものを販売する
ビジネスモデルのことだそうです。
AKBの場合、
○AKB48は「チームA」「チームK」「チームB」という3つから成り立つ
○定員16人の3チーム制を敷き、3チームの下に研究生を置き、
昇格や卒業など、サバイバル競争を行う
○コンセプトは劇場での公演をベースにした「会いに行けるアイドル」
というフォーマットを国内外で販売している、というもの。
(以上、
ベンチャー企業の資金調達
最近、複数の企業からの依頼でベンチャー企業の
資本政策をサポートしています。IPOが、これだけ出ないと
需要先である企業の経営者側にも、微妙な考えの変化が出ています。
すなわち、出口です。本来であれば、例えば、マザーズで上場して・・・というのが
筋ですが、最近では、表立って言いませんが、最終的にM&Aしてもらって・・・
とか、東京市場に魅力ないし、何とか海外で・・・という希望を
もたれる方が増えています。
もっとも、企業側の事業そのものが成長しなければ意味ありませんが
向いている方向が昔と比べて、変化しており、
よく言えば選択肢を増やしていきたい、という意思表示を感じます。
とりわけ外(海外)へむかっていくことは、非常にいいのではないでしょうか。
海外進出は何も大企業の専売特許ではありません。
私は、最近仕事の半分がアジア人とのお付き合いになっているので
どんどん外へ向いていくことに、何の違和感も感じませんが
一般に日本人は外へ出て行くことに非常に不得手です。
なんといっても言葉の問題が阻んでいるのは仕方ありません。
しかし、マーケットが国内だけでは将来しぼむ可能性が高いこと、
また、外へ市場を向けた時、可能性が一気に
広がることを考えれば、柔軟に企業の方向性を考えることはとても
重要だと思います。したがって、逆算して、今、目の前に受ける資金調達の在り方も
経営者の中では、その受け止め方に微妙な変化があるのかもしれません。
私がいたCSKという元オーナー会社
私が社会人になって入った会社が、CSKという当時
コンピューターシステム開発(厳密には派遣?)会社でした。
といっても私が入社したのは、そのグループ会社で
オーナーが作ったベンチャーキャピタルでした。
同じ会社で働いていた(しかし一緒にはお仕事してませんが)方に
教えられた、当時のオーナー(大川氏)の話が書いてある本を
最近紹介され、思わず買って今読んでいます。
私はオーナーを直接知りません。当たり前です。当時ぺいぺいですから。
しかしそんなぺいぺいでも、存在感は十分に感じておりました。
当時全社で6000人くらいの会社だったかと思いますが、しかし
強烈な印象がありました。(若かった僕は、会社がオーナーを中心とした
北◇鮮じゃないか、と思ったくらい。<表現悪いですけど>)
しかし、そのオーナーの事業に対する情熱と言うのは、
年月経った今でも、色あせないですね。私が入ったころは
情報産業社会なんて言葉が歩き、ITがまだマルチメディアと呼ばれ、
ダウンサイジングという風潮が闊歩していた時代でした。
当時の日本の独立系で唯一と言っていいソフト産業の礎を
築いた会社であったのかもしれませんね。フォームの始まり
フォームの終
そこにかけるオーナーの思いは、全く距離感のある私でさえも
読んでいて今でも迫ってくる思いがします。
この会社にいた人は、耳にたこができるくらい聞かされたでしょうけど
このオーナーの言葉をここに付記します。
その「予兆」を逃さずにとらえ、これを命がけで事業化しようとする人に対して
天は、「時流」という恩恵を与え、そして「使命」という社会的責任を
負わせるのだと思う。私の人生は、それに尽きる」
凡人だな
先日、ソフトバンクの孫さんがツイッター上で、
「人のせいにせず、政治のせいにせず、森羅万象のせいにせず、
前向きに意欲を持つ事。それが今最も必要な事だ。」とつぶやいていた。
これ見て、ああ、わたしゃは、つくづく凡人だな、と思いました。
こんな心境にはなれません。ここまで達観できないな、と。
考えれば確かにそうなのですが・・・感情的には、どうも腑に落ちなくて。
例えば、今の政治を憂うとしても、それを選んだのは、自分であり
したがって、政治のひどさは、究極自分のせい、なのですね。
人に文句言っても、それは結局自分を責めているのと同じこと。
そんなことより、今よりももっと前向きに、高く意欲を持って
生きて行こう、と。(そう、解釈しましたが)。
む、むずかしい。凡人にとっては、ここを乗り越えるのは難しい。
海外投資家からの投資意欲
最近、海外投資家が、日本の復興を予測して
インフラへ投資したい、という意向を別々の方向から
聞きました。ひとつはロシア、ひとつはヨーロッパ地域。
知人が、地震後1週間経って、ロシア人から
空港への投資を行いたいがどうすればよいか、との連絡を
受けたようです。私もつい先日、似たような依頼を受けました。
これ以上の底はないとの判断だからでしょう。また日本人の
生真面目なくらい勤労であるイメージも手伝っていると思います。
一方、日本のVC機関から、ファンド組成への協力を
促されました。しかし、国内投資家は一般には、かなり弱っており
資金の出し手にはなりにくい状況です。
国内企業への投資に、海外投資家が目をつけ、国内投資家が
目もくれていない状況。見た目には、矛盾していますが、
ここはどんどん海外からの投資を受けるべしと私は考えます。
今後の先ほどの依頼がどうなるかわかりませんが、前向きに進めればと
考えています。
フクシマの現実
昨晩、福島出身の社長と会食をしました。
彼の実家は、福島市。その彼が先週、週末に実家に帰りました。
彼はガイガーカウンターを所持して帰りました。
すると、新幹線で那須塩原あたりから、徐々にガイガーカウンター
の線量が上昇。1.5マイクロシーベルト・・・。
そしてあまりに衝撃的だったのは、福島市の彼の実家の線量です。
ベランダにある雨水がたまる土に線量計を近づけると・・・・・
7μ(マイクロ)シーベルト。2カ月以上経ってこれです。
これを単純計算すると、1日当たり
7×24時=168マイクロシーベルト。年換算で、168×365日
=61.32ミリシーベルト/年間。 福島市ですよ。ニュースで
出ませんよね?(実際は、放射線量が徐々に減ることを換算して
いませんし、被爆も内部(食べ物、水の使用)と外部で両方加算せねば
ならないですが、無視しています。)
さらに驚くのは、彼の兄弟が地元の学校の先生で(TVで
グランドの土を掘り起こしている映像はご承知かと)、そのグランド横の
側溝での線量を聞いたら、「言えない」とのこと。言えないくらいの線量だと
いうことです。実家の線量が、すでに計算で、年間60ミリシーベルト。
近所の学校のグラウンド横の側溝も恐らくそのくらいの数値なのかもしれません。
ちょっと前の、20ミリどころではないと思われます。
IAEAの国際基準の年間被爆限度は、年間1ミリシーベルト。
もう、ありえません。相変わらず行政は、何にも動いていないそうです。
何も決めていないそうです。彼は言いました。「もう福島にはまともに
住めない。いつかきっと住める、などと、たやすく国は希望を語るな」と。
チェルノブイリでさえ、30年経った今でも立入禁止地域が確かに
存在します。報道によれば、チェルノブイリでは、1平方あたり
380万ベクレルが放射線量の最高値だったそうですが、今回一番ひどいと
言われている福島の地域では、IAEAの公式発表で、2000万ベクレルです。
今、都内に住んでいる私の部屋に置いてあるガイガーカウンターの数値は
ただいま、0.11マイクロシーベルト。全くの許容範囲ですが、文科省が毎日
出している線量(平均0.06)なんぞ、なかなかでません。