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広い意味での中国市場
夕方、夜近くに、M&A専門の会計士の湯佐氏とミーティング。
MA案件に関して、数件意見交換と今後について相談を。
あらたにその事務所で、中国案件担当者がいるとのことでしたので
詳しく話を聞きました。至るところで、中国案件の話を聞かない日はないですね。
(中国の投資会社が、日本で投資したい企業が、たくさんあるようです。先日のラオックスの
ようなことが普通に起きてくるんでしょうね。)
一方で、あるVCの方から、中国企業の案件を紹介され、そこの日本人担当者と
後日会うことに・・・。中国では、数十億円の売り上げがあるとのこと。
今、日本進出しており、技術の会社のようです。
それと少し前、日本最大のデータベースマーケティングを行っている企業で、
中国進出を狙っている企業があって、これまた、知人がその責任者を紹介してくれて
先日、ざっくばらんなアドバイスを行うことに・・・。
まあ、今が旬というところでしょうか。確かにマクロで考えると、日本市場はすでに
成熟成長で、パイの奪い合いですから・・・。
そういえば、ある企業の社長が、中東に商品を売るかもしれない、と私に
話をしておりました。たまたま、商社経由で、商品紹介したら、石油王の奥様方に
受けたようで・・・こっちは、中東です。はい。
日本と中国 それぞれを尊重すること
うまく言えないのですが、今日話をしていて
思ったこと。
もっと、自分は相手のことをよく理解しなければならない。
うわべだけで判断してはいけない。相手の懐深く入って
本当のことを知る努力を行わなければならない。
そして、これから、ビジネスを通して、自分が
中国、日本の本当の理解を自分も一緒になって、みんなに
教える、あるいは伝えていく、そんな使命を持ちたい、と漠然ではありますが
思いました。
日本に興味をもつ優秀な中国のビジネスマンの話を聞いていて、
そんな感想をもちました。
今日は、3、4人の中国の方と仕事の打ち合わせをしたのですが
流暢な日本語は当然ながら、これまでのビジネスに関する説明を、
私に淡々と話す姿は、惚れぼれすると同時に、自分のこれまでの
学ぶ姿勢が、いかにいい加減だったかすら覚えます。
つまり、彼らは必死に言葉を覚え、かつ、学問をを勉強して
ビジネスに生かし・・・というバックグラウンドがにじみ出ているのですが、
自分には恥ずかしながら、ない、ということです。
バブルに踊った学生時期を過ごした、自分とは雲泥の差を感じます。
ああー、今日は反省と誓いの日のようです。
ちなみに下の写真は、洒落た裏通り。昔と今が共存する空間。
ここの夜は、いいもしれません。(前で鞄をもって歩いているのは
今回お世話になった、中国企業幹部の方。)
アジアの優秀な人
日曜日に、あるITエンジニア夫婦と食事をしました。
だんなさんは、早稲田の博士課程で勉強中、奥さんは企業でプログラマー。
中国から日本へ留学してきた2人。
だんなさんは、一度は、日本の田舎の大学で院を卒業し、企業に就職、そしてまた改めて早稲田に
入りなおしたとのこと。
日本の大学生は大丈夫かな・・・と思いつつ、自分の学生時代を考えると、あまり何も言えません。
アジアからの優秀な人たちには、本当に頭が下がります。
回想:中国とのつながり
今回の四川地震において被害にあわれた方に、お見舞い申し上げますとともに、1日も早い復興をお祈り申し上げます。
日本にいて、協力できることといえば、せめて募金のレベルでしかありませんが・・・。自分なりの協力の形をとらさせていただきました。
明日はわが身。日本、特に関東圏にいれば、同じようなことに遭遇することを考えると、他人事ではありませんし、以前、身近な人間が阪神大震災に遭われたこともあり、なおさら、他人事でない、と思った次第です。
無理に仕事の話に持ち込むわけではありませんが、その昔、上海に本社を置き、現在米国のナスダック市場に上場している「上海盛大」という企業のオーナーのご招待で、4年前になりますが、中国文化庁主催の「オンラインゲームに関するカンファレンス」に参加させていただきました。
その場所が、四川省の成都でした。当時の成都の市長との会談にも出席させていただきました。そこで初めて、中国のオンラインゲーム市場の成長を目の当たりにし、非常に勉強させていただきました。そのカンファレンスには、中国のゲーム関連の会社社長が100名近く出席し、日本からは、私が役員していたベンチャー企業の社長と、タイトーの社長、役員と日本からは4名が出席しました。
潜在的な成長の芽は、すでにそのころからありました。本当に中国の方々のパワーを感じたものです。
ある試算によれば、3年後には、GDPで日本を抜くとの話も。
日本は地震大国であり、また地震に限らず、公害(環境)に関する経験値も、中国に比べ高いはず。ならば、その部分で惜しみない協力をしつつ、経済的にもお互い利益を供与できる形ができるといいな、と思うのは少し楽観的でしょうか?
以前に地球人としてのアイデンティティーということを書きましたが、地球にいる国の誰とでも、少しでも半歩でも理解し、お互い尊重できる立場で、話ができればと、思います。
オンラインゲームと中国・韓国企業
私が監査役の立場で、関わっている企業に、株式会社
日本は、専用機(いわゆるPS、ファミコンなど)の発達と通信インフラの遅れで、オンラインゲームに対する認知度は、当初は低く、結果通信インフラの先進国の韓国、次いで市場の大きさが半端でない中国に先を越されている、というのが現状のようです。
私とゲームの関わりは、数年前、ある携帯コンテンツ会社の役員になったときがきっかけでした。現在、中国企業で、米国ナスダックに上場している、
ちなみに最近まで、ゲーム製品の流通企業のサポートもやっていたので、開発やコンテンツの中身から流通まで、少しはわかる方です。いつもIPOだ、M&Aだとか言っていますが、そのあたりの業界は詳しいです。単にゲームがこの歳で好きというのもありますが・・・。
少しブレイク 中国ビジネスの思い出
数年前に、北京で合弁会社を作ったことがあります。合弁相手は、当時の中国人の知人で、中国南部に高速道路を持っている人でした。(日本では考えられませんが)しかし、当時驚いたのは、設立してまもなくのこと、資本金を日本円で、1億円に引き上げろ、との国からの通達がでて、慌てたことです。何の前触れもありませんでした。当時、携帯コンテンツゲームの会社をやっていたのですが、コンテンツプロバイダーのコンテンツをサービスプロバイダー(以下、SP)に供給する仕組みになっていたのですが、そのSPの条件が、資本金1億円への引き上げでした。もうびっくりでした。カントリーリスクというのを、肌で感じました。
さて最近の中国、成長目覚しいですね。いずれ日本が抜かれていくかもしれません。彼らのエネルギッシュさ、そしてハングリーー精神は、日本も過去通ったのかもしれませんが、今の日本が忘れているもののような気がします。ビジネスマンとしては、彼らは非常にたくましくみえます。
食品の問題や商品コピーの問題など課題は山積みですが、ある大企業の役員さんで、米国に40年も住んでいる方が、おっしゃていました。「昔はね、米国では、日本製というだけで、米国のまねをした、そして粗悪なイメージだったんだよ」と。一概に責められるものでは、ないかもしれません。
今年始めに、上海に行きました。僕がビジネスとは別に心配するのは、公害です。5日間ぐらい行っていましたが、一度も太陽を見ることがありませんでした。恐らくですが、光化学スモッグのせいかな、と。人も町も活気づいていますが、空が晴れ晴れしないのが、少し気になります。
今年は、中国の年になりそうです。自ら進んでいったわけでないですが、私の周りに中国関連のお話がたくさん来ています。取捨選択が大変ですが、それもこれも経験だと思っています。