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ビジネスデューディリジェンス
ある会社の事業シナジーおよびファイナンスの検討のために、刈谷氏と延氏に同行していただきました。彼らは、物流業界向けの
今回の訪問先は、主に製造業の部品調達に関する最適購買システムを提供している企業です。
物流業界(サプライチェーン)の動きに精髄している彼らの顧客に、この会社が提供しているシステムが、非常に親密性があり、事業シナジーの架け橋になるでは?というところから、今回のお引き合わせとなりました。
細かいことは申し上げられませんが、先方企業も、そして彼らもお互い、ピン、とくるものがあったようで、話が進みそうです。
会社の数値だけでなく、事業そのものの可能性をその業界の専門家に見せ、評価させることは非常に重要です。ビジネスデューディリージェンスの重要性をあらためて痛感した出来事でした。
ビジネスデューディリージェンスの重要性
投資にせよ、企業の買収にせよ、とかく企業の財務諸表を中心に、企業を判断することが多いですが、企業の姿を判断するに、その企業が行っている事業そのものの将来性、あるいは、それをささえる企業カルチャーといった一見、目に見えないものを見落としがちのような気がします。
以前、投資会社にいたときは、年に延べ百社以上の企業をみていくと、だんだん、企業の数値を見る前に、その会社の企業体質というか、カルチャーすら、うっすらであるけれども、よく見えた気がします。極端にいうと、会社の玄関たってすぐ、「この会社、続くかな?」と直感的に疑問を抱いた企業が半年後につぶれた、なんてこともありました。それは極端ですが、どんなに門構えが良くても、逆に分相応でなかったりすると、無理して上昇させた数値を見せ、実は強引な販売を行っていたり、上っ面を良く見せようとしていて、業者に無理なお願いしていたりと、うそではないが結果である数値のプロセスに問題あり、なんてこともよくあることではないでしょうか?
実際、事業会社へ入ったときに、そんな面も垣間見たので、それゆえ、単なる結果としての数値が良くても、必ずしもそれが全てとは言いがたいものがあります。
本当は、起業されてその後成功された経営者が、今度は、投資家に回って、次の新しい企業を見て投資するという構造があると(米国はそれに近い)、もっと効率よい投資ができるのかもしれません。少なくとも事業を起したことのある方々が投資事業を行えば、少なくとも実際の実務の流れが、おおよそわかるので、現場を降りてみると、その企業の管理の現状がもっと鮮明に把握できるのは、と思います。
それゆえ、企業を数値で見ることも大変重要ですが、同時にビジネスそのものを体得されてきた方々で、企業を見ることの重要性も忘れてはならないと思います。
ですから我々の会社は、すでに事業会社において、実績を上げられた方にもアドバイザリーとして加わっていただき、企業を数値以外のところにおいても、十分に理解して判断する機能を持っているつもりです。
「バットを振ったことのない人に野球を教えてもらいますか?」評論家に野球を教えてもらっても、無理ですよね。やはり実践で活躍された方の意見というのは、非常に説得力があるし、また当然ながら実際的な知恵の宝庫ゆえ、もしその振り方のどこに問題があるのか、結果としての打率を見る前に、そこを適格に指摘、アドバイスできるって、重要ではないでしょうか?
ビジネスデューディリージェンス、というとお堅い言葉ですが、我々はその機能を大事にしていきたい、と考えています。