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株式の持ち合い 法人資本主義
先日、上場企業の社外役員で集まるコーポレートガバナンスに
関する勉強会に参加した際、日本企業の株式の持ち合いに関する
議論に及びました。
その際、「こういうことを研究している論文は見たことないのだが・・」
という発言があったので、私が、学生時代に読んだ本に、日本企業の
株式持合いに関する本を読んだことがある、との話をしたら
「じゃあ、あなた次回発表してほしい」と言われてしまいました。(汗)
慌てて、家の本棚探しました・・・。ありました!
奥村宏 著作の「法人資本主義」 91年に書かれたものです。
参考までに写真も。
でも、内容については、もうすっかり忘れてしまっているので
再度、学生時代に戻って読んでおります。
日本企業の株式持合いの歴史とその当時の、企業の思惑と
それによって起きた弊害について、書かれています。
ちょっと前に、不景気に陥ったときに、その持合いが解消
されていく状況でしたが、ここにきてまた、株式の持ち合いが
クローズアップされています。
普段、目先の事業を追いかけているので、長いスパンで
見る余裕すらないのですが、再度勉強してみます。
IPO M&A ベンチャー コンサルティング アイ・コーリング
東証のコーポレートガバナンス白書
1月の20日に東証より、コーポレートガバナンスに関する白書が
でています。
このうち、社外取締役に関する統計データもかなりでておりましたが
新興市場での上場企業の方が、社外取締役を積極的に取り入れているという
データがでておりました。
また全体としても、その社外取締役を受け入れる傾向が、少しずつ増えている傾向
にあるようです。
また、その実現のための内部統制は、どの企業も手こずっていて、企業には
相当な負担になっている状況です。
業務の効率性と適格性の確保、といいつつ、その作業は企業にとって、ずいぶんな
非効率をもたらしている部分が相当にあると思われます。
いたずらに監査法人が、儲かっていく縮図だけが確立されていきそうで・・・。
(もちろん監査法人にも負担であとうと思いますが。そういった意味では、
すべての関係者が疲弊してしまっている・・・)
一体、誰のためにやっているのか、非常に悩んでしまいます。
食事をしながら、監査法人の元代表の方が、まったくナンセンス、とこぼしていたのを
思い出しました。
新興株式市場に上場する企業のガバナンス
とりわけオーナー企業が上場する時、その瞬間からパブリックになるというのに、ほとんどガバナンスが効いていない、との指摘がある。これは金融庁が指摘すべきことか、それとも東証が指導すべきことなのか、いずれにせよ、そこに対する何の処置もされていない。
オーナー企業に対するガバンナンスは、よく考えるべきだ。