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2011/06/01

フクシマの現実

昨晩、福島出身の社長と会食をしました。

彼の実家は、福島市。その彼が先週、週末に実家に帰りました。

彼はガイガーカウンターを所持して帰りました。

すると、新幹線で那須塩原あたりから、徐々にガイガーカウンター

の線量が上昇。1.5マイクロシーベルト・・・。

そしてあまりに衝撃的だったのは、福島市の彼の実家の線量です。

ベランダにある雨水がたまる土に線量計を近づけると・・・・・

7μ(マイクロ)シーベルト。2カ月以上経ってこれです。

これを単純計算すると、1日当たり

7×24時=168マイクロシーベルト。年換算で、168×365日

=61.32ミリシーベルト/年間。 福島市ですよ。ニュースで

出ませんよね?(実際は、放射線量が徐々に減ることを換算して

いませんし、被爆も内部(食べ物、水の使用)と外部で両方加算せねば

ならないですが、無視しています。)

さらに驚くのは、彼の兄弟が地元の学校の先生で(TVで

グランドの土を掘り起こしている映像はご承知かと)、そのグランド横の

側溝での線量を聞いたら、「言えない」とのこと。言えないくらいの線量だと

いうことです。実家の線量が、すでに計算で、年間60ミリシーベルト。

近所の学校のグラウンド横の側溝も恐らくそのくらいの数値なのかもしれません。

ちょっと前の、20ミリどころではないと思われます。

IAEAの国際基準の年間被爆限度は、年間1ミリシーベルト。

もう、ありえません。相変わらず行政は、何にも動いていないそうです。

何も決めていないそうです。彼は言いました。「もう福島にはまともに

住めない。いつかきっと住める、などと、たやすく国は希望を語るな」と。

チェルノブイリでさえ、30年経った今でも立入禁止地域が確かに

存在します。報道によれば、チェルノブイリでは、1平方あたり

380万ベクレルが放射線量の最高値だったそうですが、今回一番ひどいと

言われている福島の地域では、IAEAの公式発表で、2000万ベクレルです。

今、都内に住んでいる私の部屋に置いてあるガイガーカウンターの数値は

ただいま、0.11マイクロシーベルト。全くの許容範囲ですが、文科省が毎日

出している線量(平均0.06)なんぞ、なかなかでません。









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